岐阜県の白川といえば世界遺産の合掌造りの白川というのが一般的だと思いますが、「白川茶」の白川は岐阜県の中ほど東の方にあります。
白川郷の白川村より南東方向へ直線で75kmほどの地域です。
白川茶は東白川村、白川町と隣接する市町で生産されています。東白川村、白川町では飛騨川とその支流(白川、赤川、佐見川など)沿いの傾斜地に栽培されています。
茶栽培に適した土質(赤土)と山間地特有の厳しい気象条件の下、新茶の時期には昼夜の気温差が大きく川から湧き立つ朝霧に包まれ、じっくりと育った白川茶は渋みが少なくまろやかな味わいがあると好評です。
常磐園は東白川村五加地区にあります。この五加地区は白川茶発祥の地と言われています。
その昔、東白川村五加大沢にあった蟠龍寺の住職が宇治から茶の実を持ち帰り里人に茶の栽培を奨めたのが始まりと言われています。
生産量も少なく(緑茶シェアの1%以下)全国的にも有名ではありませんが、ぜひ一度白川茶を味わっていただきたいと思います。
静岡茶や伊勢茶の産地にお住まいの方からのご注文も少なくありません。